前転やったけど、できてた?

モニタリング・相互作用,学習内容マット遊び・マット運動,学習指導要領,技能

器械運動の多くは、克服的な技であるため、「できる」「できない」がはっきりしています。

開脚跳びでは、跳び箱の上にお尻が乗ってしまうかどうかで自己評価できるほど、「できる」「できない」が明確です。逆上がりで地面を蹴るようにしても、そのまま足が落ちるのかどうかで、これも「できる」「できない」がはっきりします。平均台なら、途中で落ちたかどうかで「できる」「できない」の判断ができます。

これらの技は、友達同士による相互評価で「できてたよ」と言われなくても、自分自身で「できる」「できない」が分かる動きです。このように、見た目の動きが成功したかどうかだけで「できる」「できない」を判断していると、マットを使った運動は、ほかの器械運動系の技と違って少し微妙な違いがあることに気付きます。

マットの上でなんとなくでも前に転がってしまえば、立ち上がれなくてもぺたんこ座りでも、「前に転がった」ことは事実なので、「できる」ことになるからです。 しかし、これは、1・2年生の運動遊びレベルです。いろいろな転がり方が目的の運動遊びでは、立てるかどうかはそれほど重要ではありません。

3・4年生からの内容となる前転については、立ち上がれるかどうかが一つの基準にはなりますが、「前に転がった」ことはできているので、完全な失敗という認識にはならず、開脚跳びや逆上がりほどは「できない」と感じることが少ない技と言えます。

そのため、「できる」の程度である「できばえ」が重要な判断基準となり、どういう状況が「できた」と言えるのか、その動きを見る視点が必要になります。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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