マット・ランドで遊んでいるような気分だから、いろいろ転がりたくなる

こども,マネジメント・直接的指導,子供の学びマット遊び・マット運動,指導者,環境,運動遊び

運動遊びを学習する1・2年生の体育では、そこにいると運動したくなってしまうような場づくりも大切です。

芝生の上では転がりたくなり、それが傾斜であれば、もっと転がってみたくなるのと同じです。芝生は「柔らかい」、傾斜は「勢いがつく」と認識しているからこそできる動きです。硬い坂道は転がる動きを誘発しない、子供にとって(大人だって)転がりたくない場です。

マットを使った運動遊びでは、ただ「前転しましょう」でなく、場を選ぶことでいろいろな転がり方をせざるを得ない状況に追い込んでいくようにします。むしろ、その場が、その転がり方を誘発すると考えられます。

細いマットでは「まっすぐ転がる」ほうがかっこいいと思わせ、マットの上に障害物を置いて「ワニがいる!」と言っておけば「ワニを怒らせないように転がる」動きを誘発します。動きを制限されていることに関しては、遊びの中に消化されて意識化されず、むしろ逆に、制限されることで生まれる動きをも楽しめるようになります。

マットの並べ方も横にきっちり揃えるよりも、次々といろいろなマットに動いて行けるような工夫をします。転がった先に次のマットの入り口があって、さっきと違った転がり方が誘発されれば最高です。

子供たちは、次から次へといろいろなマットの場に挑戦し、その場から誘発された自分のいろいろな転がり方で「自分自身の満点」を目指します。あたかも「マットLAND」で遊んでいるような気分にさせてしまいましょう。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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