ジャングルジム、その多様な遊び方

学習内容器械運動系,思考力・判断力・表現力等,技能,運動遊び

子供は、ジャングルジムの上からの景色を楽しんだり、ジャングル鬼で思うように体をコントロールできないことさえも楽しんだりしています。四角いだけでなく様々な形のジャングルジムやすべり台と合体したもの、鎖がつながっているものなど様々作られるようになりました。

もともと「ジャングルジム」は商標として登録されていましたが、あまりにも広く普及したため、今では一般の名詞で呼ばれるようになった固定施設です。主に1・2年生の「固定施設を使った運動遊び」で指導し、どのくらいの力で握れば自分の体が落ちないか、ぶら下がったときにどんな感じか、隙間を抜けていくときの背中の曲げ具合など、さまざまな動きを経験できるようにします。

ジャングルジムは、その大きさによってクラス全員がいっぺんに挑戦するには難しいこともありますが、鉄棒やのぼり棒よりも細くて握りやすいので、休み時間にもたくさん遊べるようにしておきたい固定施設です。授業で見付けた遊び方をジャングルジムの近くに掲示しておく方法もあります。

なお、3・4年生の鉄棒運動を指導するときにも「技に関連した易しい運動遊びを取り入れる」との記載が学習指導要領にあることから、ジャングルジムで手首を返すタイミングや逆さ姿勢になる感覚を呼び起こせることを支援の手立てとして考えておきます。子供が「ジャングルジムで、動きの感じを思い出したい。」と考えたとき、「よし、ジャングルジムに行っておいで。」と、いつでも取り入れられるようにしておけばいいのです。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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