短なわには、ちょうど跳びやすい長さがある

こども,子供の学び体つくり運動系,用具を操作する運動,遊び,運動遊び

どこまでが短なわで、どこからが長なわなのか、決まっているわけではありません。

しかし、跳ぶ人が自分でなわを回しているとき、その用具を短なわと言い、跳ぶ人とは別になわを回す人がいる場合に長なわと呼ぶことが多いようです。連続両足跳びのときは短なわ、大波・小波ならば、長なわです。

なお、5・6年生の体つくり運動では、回旋の仕方やリズム、人数などを変えた跳び方をして巧みな動きを高めるので、一人が1本の短なわをつかうのではなく、仲間と協力して一人が跳んで友達が回したりするような工夫も出てきます。

短なわは、多くの場合、グリップの内部におさまるようなアジャスターがついていて、長さを調節できるようになっています。このとき、縄が長いからといって結び目を作ってグリップの中に入れては、いけません。グリップの中でなわがクルクル回らなくなるので、跳んでいるうちによじれてしまうからです。

長い場合には、切った方がよいです。 適切な長さに調節するために足で踏んだときにグリップが肩のあたりならいいとか、わきの下のあたりがいいとか、様々な基準があります。子供によって、なわを操作するときの感覚が違うので、一律にする必要はありません。

どうしても切るのが嫌な場合は、なわの真ん中などに結び目を作って調節することもできます。結び目があるとその部分が重くなるので、跳ぶ感覚が違ってくるかもしれませんが、重りのような役割も結び目にはあるので、跳びやすいと感じる子供もいるかもしれません。

また、跳び方によって短い方が跳びやすかったり、長い方がやりやすかったりします。例えば、なわを速く回旋させる二重跳びには、短い方が適していますし、腕をクロスさせるような跳び方では、なわが長い方がやりやすいです。

しかし、跳び方によって、いちいち長さを自分で変えて調節している時間はないので、あらかじめいろいろな長さの短なわを学校の誰でも使えるように用意しておくとよいでしょう。もし、学校で用意するなら、100円ショップでも売られているようななわでも、十分です。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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