チームの名称とビブスの色の関係性
「オール・ブラックス(ALL BLACKS)」は、ニュージーランドのラグビーのナショナルチームの愛称です。その愛称の通り、上から下まで黒のユニフォームで統一されています。ニュージーランドが、ラグビーが強い国ということもあって、この愛称は世界的に有名です。
ところで、ラグビー日本代表の愛称は、何でしょうか? これは、オール・ブラックスに比べると、あまり知られていません。赤と白の縞模様のジャージなので、それなりの愛称なのかと思いきや、日本の国花である桜が左胸に施されていることから、「ブレイブ・ブロッサムズ(BRAVE BLOSSOMS)」という愛称になっています。勇敢な桜戦士といったところでしょう。
ボール運動系の学習では、チームでビブスを着用します。チーム名を考えるように子供たちに伝えると、実に様々なチーム名が出てきます。アニメをヒントにした「ポケモン・ファイターズ」や、好きな食べ物をもとにした「ブラック・サンダー」など多種多彩です。
クラスに30人以上の子供が在籍していると6ないしは8チームを作ることになります。そうなると、どこのチームが何色のビブスか、指導者は混乱してきます。しかし、子供同士はよく分かっていて、「次の試合は、Bコートで『サクラちゃんズ』とだ!」などと伝え合いながら、学習を進められます。
もし、指導者の都合で分かりやすいチーム名にしたければ、色が分かるような名前を付けるように子供たちに指示する方法があります。赤のビブスなら「レッド・ダイヤモンズ」、白なら「ホワイト・タイガース」などです。わりと。カラーを英語でいうケースが多くなりますが、時に「赤ちゃんズ」、「チームはんぺん」、「青空がんばるず」なども出現します。
ちなみに、イタリアのナショナルチームは、サッカーであろうとラグビーであろうと「アズーリ(Azzurri)」です。ユニフォームが青だからです。