鬼遊びで身に付けた空間認識の能力が、その後の作戦につながっていく

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子供と鬼ごっこをするとしたら、大人と子供とではどっちが有利なのでしょうか。

走る速さだけ考えれば、通常の場合は大人のほうに分があるので逃げ切れますが、実際は、大人が思うほど簡単に許してくれません。子供に追われているとき、「こんなに速く走って逃げてきたのに、なぜ、いつまでも追っかけてくるのだろう。」と感じることもありますね。

「子供には、『諦める』いう言葉が存在しないのではないか。」と疑い出すとキリがありません。そうなると大人はそれまでの意欲が減退し、簡単に子供に捕まってしまいます。子供も走れば疲れますが、「追いかける楽しさ」が「体の疲れ」を上回るため、いつまでもひたひたと追っかけてくるのです。

鬼遊びは第1・2学年だけに示されている学習内容です。ここで培われる空間認識能力は、その後の子供の動きに多大な影響を及ぼします。「ここなら鬼に捕まらないで宝をゲットできる」や「友達があっちに行ったので、その隙にこっちから攻める」のような空間認識ができるようになることが重要です。子供たちがよく考え出す通称“おとり作戦”は、ゴール型ゲームなどでの「ここにパスが来れば、攻めることができる」という判断にもつながり、第3学年以降の学習に発展していきます。

そのため鬼遊びでは、人数を数的有利にするなど攻める状況ができやすい規則にして、一人一人が攻め方を見付けられるようにします。パスをもらえる位置に動く「ボールを持たないときの動き」にも発展していく鬼遊びは、どう攻めるかを学ぶ極めて重要な学習内容なのです。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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