くねくね走るコースでどうやって走るかを学ぶ

こども,子供のからだ,学習内容学習指導要領,技能,環境,走の運動遊び・走の運動,運動遊び,陸上運動系

1・2年生にとって「走る」動きでは、「走る」競争心や爽快感だけでなく「走る」ことによって生じる「揺れ」もおもしろがっています。

その時、まっすぐ走るだけでなくカーブや急に曲がるような「できそうな負荷」がかかるコース設定があれば「揺れ」も劇的に変わるので、走る楽しみは何倍にも膨れ上がります。気持ちよく走っていたところに「できそうな負荷」をかけられ、そのコースに応じた走り方をしなければならなくなるように追い込まれること自体も楽しいからです。

1・2年生は、できないと分かっていることには敢えて近寄らないので、運動遊びの指導では「これは、できそうもないな~。」と感じさせてはなりません。 「できそうだ。」と思えるような環境設定が欠かせないのです。

5mの長縄を3本まっすぐつなげて置いて15mの直線コースを作れば、往復で30mのかけっこができます。普通に走る以外に、おおまた、ちょこちょこ、スキップ、うしろなどの「できそうな負荷」を選べるようにします。そのうち友達の走り方を見て自分の走り方を工夫するようにもなります。

次に、2本目と3本目の長縄をギザギザにしたり円にしたりして「できそうな負荷」を作ってくねくね走ります。まっすぐ走るときとの動き方の違いが明確になるよう1本目の長縄はそのままにしておきます。チームごとに作ると、その数だけ「くねくねコース」ができます。

隣のコースが気になり出すころに、違うコースに行くことを認めたり隣同士での競走やリレーにつなげたりして、いろいろな「揺れ」の楽しさを味わいながら、いろいろな「走る」動きを経験できるようにします。走の運動遊びです。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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