運動、食事、休養及び睡眠 できていないのは運動
人間は、必ず「食事」をとります。おかずでおなか一杯なときは、「ちょっと、ご飯を減らそう」と思ったり、脂っこいものを摂ったあとには「あっさりしたものがいいな。」などと考えたり、食事は、コントロールしながら摂ることがあります。

お正月に毎日たくさん食べてしまった後などは、「さあ、ダイエットしなくては…」と新年の決意表明をするケースもあります。子供たちも、栄養バランスがよいほうが健康には良いことを知っているので、嫌いな食べ物が出されても我慢しながら少しずつ食べることがあります。
人間は、必ず「休養及び睡眠」をとります。睡眠中に体のさまざまな部位のメンテナンスを行うためですが、中でも脳のメンテナンスが最も重要です。睡眠不足が続くと、脳の機能低下につながりかねません。
大人でも疲労感がたまると脳の働きが鈍くなり、それが重なってくるととりあえず「休養」し、さらに「睡眠」という形をとります。「休養」は意図的にとりますが、「睡眠」は、意図的でなくても居眠りのような状態になることもあり、人間の体が脳のメンテナンスを欲求していることによる自己防衛能力とも言えます。
人間は、必ず「運動」をします。ここで扱う運動とは、脳からの刺激が運動神経を介して筋肉を動かすというような生物学的な運動ではなく、健康の保持・増進のためや楽しみのためなどといった目的で身体を動かすことを指します。運動不足だと分かっていても、時間が取れないことなどを理由に、結果的に運動しなかったため成人病などになってしまうことがあります。
先に挙げた「休養及び睡眠」や「食事」などは、意識するしないにかかわらず、ある程度コントロールできますが、これらの2つに比べて「運動」に関しては、生活の中に取り入れにくいことは、誰もが実感しているはずです。
つまり、「食事」や「休養及び睡眠」は、健康のために大事だと分かっていて生活改善もできるのですが、「運動」についてはその大切さを分かっていても生活の中に取り入れにくいのです。そのため、平成29年版学習指導要領から、「運動」がトップにくる形で「運動、食事、休養及び睡眠」の順番になって保健の内容に示されるようになっています。
3年生になったら、年間のなるべく早い時期に保健「健康な生活」を学び、健康な生活を意識した日々の実践ができるようにします。たとえ、夏休みの前であっても、それまでの3か月間は、健康な生活について意識しないまま過ごしてしまうことになるからです。