なぜ、枕を投げ合うことが、そんなに楽しいのか?
一人でいるときに枕があっても寝るだけなのに、友達がいて枕も複数あり、ある程度の空間が広がっている条件が整うと、なぜか枕を友達にぶつけたくなります。

枕自身から「ボクを友達にぶつけて遊んでごらん。きっと楽しいよ。」と誘われているような気がして、つい投げてしまうのです。
枕は、適度な重みと柔軟性を有する特徴からボールよりも手になじむので投げやすいほか、当たっても痛くないことを互いに承知しているのでケンカが起きることはまずありません。しかし、本来の使用目的でない投げる行為は、宿舎や周囲に迷惑がかかるなどの結末をもたらす可能性があるので、大人としては自分が子供の頃に楽しんだことを棚に上げてでも禁止すべき遊びです。
市販されている多くの短なわは「跳ぶ」ために作られています。柄を踏んでしまいそうな気がするので、どんじゃんけんのコースや川跳びの岸には使う気になりません。結んで投げる遊びも柄が顔に当たったら痛そうなので、やりたくなりません。ビニール製なので、綱引きもしません。柄が付いているため「跳ぶ」以外の遊びを誘発しないのです。
ほうきをバットに見立てる、石ころをボールの代わりに蹴るなどの目的外使用は子供の得意とするところです。遊び方のアイデアは無限に広がっていくので、ねらいに沿った動きをしているかを見極めないと、何でもアリの授業となり学びになりません。
逆に、子供から見た特性を考えずに「開脚跳びのためにある」という認識だけで跳び箱遊びを指導してしまうと、跳び箱を「跳ぶ」ことに動きを限定してしまうので、つまらない授業となります。