主体的な学びのプロセスは「やってみよう」から始まる

子供の学び学習課題,態度,遊び

40年前までの走り高跳びの指導では、1時間目に助走、2時間目に踏み切り、3時間目に跳び越し姿勢、4時間目に着地をそれぞれ指導し、5時間目に記録会というように、技能習得を中心に単元を組んでいました。

同様にサッカーでも、2時間目までに個人の技術を磨き、3時間目からその技術を生かした集団技術を指導、最後の時間に実践として試合をする形が主流でした。運動を手段として用いることで子供たちの全人的な発達を促すことを目標としていた時代の授業です。

子供は、「これをやりましょう」「こうやりなさい」と言われた技能にひたすら取り組みますが、うまくならないとどんどん嫌いになっていく構造になっていました。

この考え方が変わったのは、昭和53年度版の学習指導要領からです。運動することそのものを楽しむことを目的とする考え方に変わり、まず「やってみる」ところからスタートする学習過程に180°転換しました。

「やってみる」ことで、自分がその運動をどの程度できるのか、その運動にはどんな行い方があるのか、どうすればその運動をもっと楽しめるようになるのかなど、その運動と自分との関係を捉えることができます。「やってみる」ことの先に課題発見があるので、「やってみる」ことなしに主体的な課題解決学習は成立しません。

めあてをもって運動できるようにするために子供が自分で「やってみる」という気持ち、すなわち「やってみよう」と思えるような運動を提示し、学習環境を整えていくことになります。主体的な学びのプロセスは、まず、「やってみよう」から始まります。

ヒントは、週2回(月・金)アップロードされます。(令和4年4月1日現在)

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