スキップのリズムをオノマトペで表現すると…
スキップは、「右・右、左・左、右・右、…」というように、同じ足で2回蹴ったのち逆の足でも2回蹴る動作を交互に繰り返す動きです。
このリズムによる動きは3歳頃より現れ、6歳頃にはほぼ大人と同じ運動様式になります。そのためスキップは、就学前の運動習得の目安となる動きとして重要視されます。この時点でスキップのような協調動作ができていないときは、発達の遅れなどの疑いがもたれるからです。
スキップの基本は、ケンケンやケンパーができることで、理屈上は、ケンケンを2回ずつ左右交互に行えばいいことになりますが、体が斜めに傾くぐらい片足に乗っかるような「トン・トン、トン・トン、…」のリズムでは、スキップにはなりません。
「トーン・ト、トーン・ト、…」というリズムを生み出すには、 まず、ケンケンやケンパーを繰り返すことから始め、その後、「トーン・ト、…」のリズムをやってみます。場所があれば、ゆるい坂道がやりやすいです。「トーン」をそれほど強く蹴らずにすむからです。そのうち、「トーン・ト」でない「ト・トーン」のリズムも分かってきます。
一方、「トーン・ト、…」は、ギャロップと同じリズムになるので、体を思うようにコントロールできない子供には、混乱するオノマトペともなります。
なお、女子の方が、スキップができるようになる年齢が早いことが知られていますが、だからと言って、男子とのハンディを付ける必要は全くありません。