鉄腕と鉄人 とっちが優れたロボットなのか
交通事故で自分の子供を亡くした天馬博士は、息子そっくりのロボット・トビオを作ります。ロボットですから、身長が伸びるはずはありません。これに怒った天馬博士は、トビオをサーカスに売り飛ばしてしまいます。
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その後、トビオは、「アトム」と名付けられサーカスで活躍しますが、何でもできるアトムは、そのうち団長にも気に入られなくなり、お茶の水博士に引き取られます。お茶の水博士は、アトムのため、家と家族をあてがい学校にも行かせます。両親、兄弟、友達に囲まれ対話がある生活の中で、アトムは、心優しい科学の子としてお茶の水博士の指揮の下、活躍をするのです。
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一方、太平洋戦争時から敷島博士と金田博士が兵器としてその開発に携わっていた鉄人の28号機。戦後になって、金田博士の息子正太郎が操縦するリモコンによって活躍できるようになり、悪の組織や犯罪者などを次々と倒していきます。
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しかし、リモコンを操縦する者の意思にそって行動するようにプログラムされている鉄人は、リモコンを奪われてしまうと、悪者側に都合のいい巨大ロボットとして悪事を働く行動をとってしまいます。「敵に渡すな、大事なリモコン」と歌われる所以です。 自分の心を持たない鉄人は、リモコンでしか動かないため自分で判断ができないので、リモコンでの正常なコントロールが欠かせません。誤った考えで操縦をしてしまえば、いいのか、よくないのかなど考えることなく、ただ活動を繰り返していきます。
子供はロボットではありませんが、示されるべき正しい判断基準をどう提示するか、指導者次第です。